2021.12.22
プラスチック海洋汚染があまりにも酷く、また年々悪くなっています。これでは「ピカピカの海」を次世代に渡すことはできません。また海中のCO2濃度も、空気中のCO2濃度と並行して増えており、酸性に傾くことで海の生態系に影響を与え始めています。魚の獲りすぎも問題で、持続可能な海の活用には大きな懸念があります。いますぐに行動が必要です。
Race For Water財団によって造船された、最新型の太陽光・風力・水素で運行する最先端のテクノロジーを満載したRace For Water号は、プラスチック海洋汚染防止のキャンペーンを行なうため、2017年にヨーロッパを出て世界一周の旅に出ました。しかし、このミッションはCOVID-19のせいで、2020年に東京で途切れてしまいました。
同じくスイスにあるポリマ財団がそのミッションを引き継ぎ、「ブルー・オデッセイ」として、2021年の12月に大阪から世界一周のキャンペーンに出発することとなりました。船は、ローマ神話の出産と希望の女神、ポリマから「ポリマ号」と名付けられました。
ポリマは、また2025大阪・関西万博のプロモーションを世界各地で行い、2025年の10月、大阪・関西万博の最終月までに世界の旅を終えて、大阪に帰ってくるという約束をしてくれました。
その間、ゼリ・ジャパンは、ポリマ号とも連動して、プラスチック海洋汚染の防止や海の持続的活用を呼びかけたいと思っています。ぜひみなさんも一緒に問題意識を持っていただき、活動にご参加いただきたく存じます。そしてネットワークをつくり、一緒に前に進んでいきましょう!
NPO法人ゼリ・ジャパン 理事長 更家悠介